今度、私の車を売却したいんです。
お得に車を手放す方法について教えてください。
お車の売却をお考えなんですね。
わかりました。それではお車をお得に売却する為に絶対に知っておくべきことをご説明します。
最大限の買取り価格を引き出す為の10個の基礎知識
このお話は、次の車の購入時や使用する際にも参考になる情報ですので、しっかりと理解してください。
売りたい車の相場を知る
売りたい車の相場を知ることです。
中古車の相場は中古車販売店や買取店(例えば、ガリバー、アップル、カーチスなど)がオークションで落札した金額をベースにして決められているのが現状です。買取店が買い取った中古車の9割以上はオークションに出され、売却されています。
目安としては、オークションの相場より10万円から20万円低い金額で買取が行われているようです。
この10万円から20万円が業者側の手数料や経費と言うことでしょう。例外を挙げると高額な輸入車などはリスクの面からか50万円以上低い金額で買取を行われることもあるようです。
このことから、オークションで取引されている金額をあらかじめ知っていれば、おのずと自分が売りたい車の相場がわかってきます。
自分の車の相場さえわかってしまえば、自分の希望買取価格も伝えやすく交渉もスムーズに運び、納得の価格で売却できる可能性が高まります。
売却する時期の見極めが大切
売却する時期の見極めが大切だという事です。
どの時期、具体的には何月に車を売却すれば一番高値で売れるかご存知ですか?
実は高く売れる時期というのは存在します。当然、メーカーやグレード、仕様により異なりますが新車から年数が経過すればするほど減価していきます。
傾向として6月から7月が高く売れると言われています。
逆に、メーカーが冬のボーナス商戦を見越して新車を発表してくる年末に近い11月は買取金額が安い傾向にあります。年式が1年型落ちになってしまうのも関係していると思われます。
この傾向は毎年繰り返されるので、車売却に最も適した時期は5月から7月と言えます。
人気の色を知っておくこと
人気の色を知っておくことです。
新車を購入する時の魅力はグレードや装備品を選べるほか、何と言っても車の色を自由に選べることもあるのではないでしょうか。
注意すべき点としてリセールバリューを考えるなら奇抜な色などは控えた方がいいです。というのも色によって買取価格が大きく変わってしまうからです。
では、「何色が人気なの?」という疑問がわいてくると思います。ズバリ、人気色はブラック、パールホワイトになります。国産車のみならず、ベンツなどの高級外国車でも同様の色が人気です。
高級外国車の場合、同年式、同グレード、状態もほぼ一緒なのに色が違うだけで、50万円以上の差が出てしまうこともあります。
もし、新車購入時に色に対するこだわりがなければブラックかパールホワイトを購入することをオススメします。
モデルチェンジの前に売る決断をする
モデルチェンジの前に売る決断をすることです。
当然ですが新しいモデルが発売されると、現在、乗っている車は型落ちになってしまいます。
大体、ほとんどのメーカーは約4年から8年でフルモデルチェンジを行います。フルモデルチェンジはマイナーモデルチェンジと違いボディーの形状、エクステリア、インテリア、などすべてのデザインが刷新され、エンジン性能が上がり燃費向上がはかられ、ナビゲーションも最新のものが搭載されデビューします。
フルモデルチェンジが行われると年式の型落ち以上にマイナスの印象を与えてしまうのでモデルチェンジの時期があらかじめメーカーから発表されているとしたらその時期まで売却することが高く売却するコツともいえます。
普段から丁寧にきれいに乗る
普段から丁寧にきれいに乗ることです。
いかに今の車をより高く売却して次の車の購入資金に充てたいと考える人は多いと思います。
もし、今の車を売ることは全く考えていなくて乗りつぶすつもりでしたら特に気にすることはないかもしれませんが、高値で売りたいなら丁寧にきれいに乗ることが大切です。
敬遠されがちなのが煙草の匂いやペットの匂いであり、この二点は査定においてマイナスポイントとなります。
なので車を運転している時は禁煙にしたりペットを乗せる時はケージに入れる等の対策をとったほうがいいでしょう。
シートやシフト回りなどに煙草の焦げ跡などがあっても当然ですがマイナス査定になってしまいます。
定期的なエンジンのメンテナンス(エンジンオイル交換やATF、ブレーキフルード交換など)、ポリマーなどのボディメンテナンスを行うことは丁寧にきれいに乗ってきたことになるので査定アップにつながります。
国産車と高級輸入車の違いを知っておく
国産車と高級輸入車の違いを知っておくことです。
傾向として国産車の中古車を購入しようと検討する方の多くはより安価な車を求めているとともに維持費(ランニングコスト)を気にしています。
軽自動車は税金も安く車検のコストも安いことから低燃費車とともに人気があります。最近では軽自動車と普通車の比率もほとんど変わらなくなってきています。低年式の軽自動車でも比較的高値で推移しています。
高級輸入車の中古車を購入しようと検討する方の傾向としては、新車を買うには予算が足りないが中古車なら手が届くので一つ上のランクを求める方が多いです。
シートの色や材質、トリムの色、サンルーフなどは後々、追加できないオプションなので、これらも買取価格に影響を及ぼします。なので購入するときによく考慮に入れたほうがいいポイントともいえます。
少しの傷や車検残は買取価格に影響は少ない
少しの傷や車検残は買取価格に影響は少ないといことです。
買取店が車を査定する際にチェックするのは車種、年式、走行距離、事故歴、グレードなどであり、車検の残日数やボディーの小傷等はそこまで重きを置いていません。
ですので、車の売却を決めているのに車検を受けたり、ちょっと擦ってしまったからといって修理をしたとしてもその分、プラス査定になるかというとほとんどなりません。
価格決定はあらかじめ決められている項目で決まるということを頭に入れておくといいでしょう。
常日頃からメンテナンスを受けて大切に乗ることは非常に大切ですが、ディーラーで点検や車検を受け、整備した際の記録がたくさん残っていたとしても少しはプラス査定になるかもしれませんが、かかったメンテナンスの費用以上にプラスになることはありません。
ポイントとしてはできるだけ安くメンテナンスをすることだといえます。
モデルチェンジが少ない車が有利
モデルチェンジが少ない車が有利だということ
フルモデルチェンジの傾向についてはだいたい、4年から8年ごとに行われることが多いので新しいモデルが発表される前に車を売却した方が値落ちが少ないです。
一方、あまりモデルチェンジをしない車はどうかというと、値落ちの幅は小さいです。
高級車は特に顕著ですが一般的に新車から約2年間が最も値落ちが激しいので、購入する側が得するポイントといえば新車から2年から3年落ちを狙うといいでしょう。
たまに、不人気であったり、コストの関係からかモデルチェンジが行われずに終了してしまう車種もあるので注意が必要です。
その場で決断はしない
その場で決断はしないことです。
車を売却しようと車買取店に持ち込んで査定をしてもらった際に営業の方の話し方や雰囲気などで売却をすぐに決めてしまった事がある方もいるかもしれません。
結論から述べると損をしてしまった可能性が高いと言えます。
車買取店が最も嫌がるのは他の買取店の査定価格と比べられることです。逆を言えば何社かに持ち込んで査定をしてもらってA社はいくらだった、B社はいくらだった、などと伝えれば買取価格は上がると言えます。
直接、足を運ぶので時間と手間がかかる方法ですが、車を高く売る為には有効な手段です。
高額売却の為にはネットの一括買取比較を利用する
高額売却の為にはネットの一括買取比較を利用することです
できるだけ車を高く売る為にはよりたくさんの査定を受けるのがポイントですが、最低でも5社位の買取り額を調べてみるべきです。これは下取りも買取も同様です。
例えば、下取りに出そうと思っていても引き取るお店がその車種に関して知識が乏しかったりすると通常の下取り価格よりも安い金額を提示する傾向にあります。
買取店においても特に差が表れてくるのが輸入車と言えます。輸入車は苦手の買取業者もあるので輸入車買取専門店と比べると50万円少ないケースもザラにあります。
車種別に買取をしている業者もあるので該当する車の売却をお考えなら査定してもらう価値は十分にあります。
しかし現実問題として5社以上の買取額知る為に査定をしてもらうのはかなりの労力となります。
やはり、時間と手間をかけて売却先を探すのが確実だとは言えますが、最近ではインターネットの普及により複数の買取店に対して一度の情報入力で査定比較できるネットの一括買取比較があるので利用してみる事をオススメします。
一昔前とは異なり、今のネットの一括買取比較サイトはシンプルな操作で複数社の買取額が簡単にわかるようになってますので、最初にネットの一括買取比較を利用してみるのがお勧めです。