あなたの車を買取業者に査定してもらい、売却するケースにおいて、まず何よりも重んじる部分というのは、「どのような方法を用いて、少しでも査定を上げようとするか」でしょう。
それに加えて重視されるのは、「査定が成立して、車が買い取られるまでのプロセス」です。この点に落ち度があると、もしもの場合は「査定のやり直し」となります。
その結果として、最初に行った査定の結果よりも価格が下がってしまうという見込みが高くなってしまうのです。それでは本末転倒であることは言うまでもありません。そこで、ココでは契約成立から買取完了までのプロセスについて紹介していきましょう。
最初の手順です。あなたが査定を行った会社に売却しようと決定したなら、その買取業者が準備した手続きの書類にある、「諸項目」にそれぞれ書き込んでいきます。そして最後にサインをすることによって、この契約は決まったと言うことになります。そして残された手順は「車を業者へと渡す」のみです。
車の受け渡しは、できるだけ早く
まずポイントですが、車買取の手続きにおいては、契約を行ったその場で車の受け渡しが行われることはないのです。
ですのでまず知っておくべきポイントは「車を査定した日は、車を受渡する日ではない」という認識なのです。おおむねのケースにおいては、それぞれの買取会社と話し合うことによって、「具体的な日取り」が決められるのです。
ここで留意する点は、「車の受渡は、可能な限り急いで行う」という事です。
この理由は、「車の価値というものは非常に流動的なものであり、なにもしなくても日数が経過することによって値打ちが低下してしまう」というものなのです。こういった事から、契約が決まったら、可能な限り日数をおかずに車を受渡するべきなのです。
もしも、2週間も日にちが開いてしまうと、売買契約が期限切れとなってしまう恐れがあり、もう1度査定を受けなければならなくなってしまう危険性があるのです。何度も繰り返して査定を行うのは非常に手間ですので、可能ならば、1週間以内に受渡を完了させるような日程を組みたいものです。
そして、受渡の日にちが決まることによって、続いて行わなければならないのは「書類を用意する」ことなのです。これに関しても、最大限に慎重になって気を使って行わなければならないのです。なぜなら、定められた書類がもし無かったとしたケースにおいては、車を売ることが出来なくなってしまう場合もあるからです。ギリギリになって家で見つからない書類を探すのも大変ですし、日にちが開いてしまうと再び査定を行わなければならない場合があります。