査定の上での「走行距離」について

車の買取査定を行う上でのチェックポイントで、最も分かりやすいとされるものは「どれだけの距離を走行したか」です。車の買取査定の担当者は、まずは「価値がすでに決まっていて、動かしようのない部分」についてチェックを行います。それは「車の種類」であり「年式」であり、そして「グレード」などについてです。そして、これらを元に、査定
をする上での「土台となる部分」金額が計算されるというシステムです。
その土台を把握した後に、「プラスになったりマイナスになったりする査定のチェックポイント」を確認していく流れですね。その上で「どれだけの距離を走行したか」という点は、「土台」の次にチェックされる部分であると言って間違いないと思います。

マイナスとなるか、プラスとなるかの判断の幅も大きく、大筋においての算出ポイントとなるのは「標準年間総距離」です。この距離とは、オーソドックスな運転者が1年の間に走行した距離のアベレージです。この「標準年間総距離」は「一年に6500キロ」であると認識しておくようにしましょう。当然のことトータルで走った距離自体が、重要な査定のポイントとなるわけですが、標準年間総距離が平均的なものよりも短いケースにおいては、査定がプラスへと働く場合が多いです。

走行距離を偽るようなことは絶対に避ける

しかし、走行距離を縮めるために違反を行うことは、絶対にしてはいけない事です。車を売ろうと思っている人の中には、走行距離を偽る目的で、メーターを巻き戻す人もいます。これはその場の査定においてはごまかすことが可能です。しかし、結局その後に詳細に渡る検査を行うため、確実に白日の下に晒されてしまうのです。

もしバレてしまったら大事になります。「車を売る事によって得たお金」の返金要求が来るのはもちろんの事ですが、場合によっては「損害賠償請求」がきます。車の買取は遊びではなく、車という商品を売る、れっきとした「商談」です。言ってみればこれは商品を偽る「詐欺」と同様の行為であると言えますので、立派な犯罪です。
もとより、これは100%やった方が悪く、弁解の余地がない行為です。やった事に見合った分の罰則を受けなければならなくなるでしょう。よって、走行距離を偽るような行為は決して行わないようにしましょう。

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