大抵の買取店では査定をしても査定金額を書面に残すようなことは基本的にしないようです。(最近では自信の表れか残すところもチラホラあります。)
なぜ、残さないのか?査定金額はその会社の基準を示すものであり、秘密事項なのです。つまり、「この車にはこういった値段をつけるんだ。」といったように競合他社に査定金額を知られたくないからです。故に査定証明書のようなものを出してくださいと言ったところで口頭ベースで伝えられるのみで断られるケースがほとんどでしょう。
買取業者の中には口頭で伝えた金額であったとしても競合他社には伏せておいてほしいと懇願されることもあります。何故かというと知られることで少し査定額を上げるといった方法でライバル店にすぐに対策をとられてしまうのを恐れているに他なりません。
査定金額を出してもらったら、担当者の名刺などに忘れないように自分でメモを取ることをオススメします。自身で管理することで「どこどこがいくらだった。」と把握することができます。
どうしても欲しい場合
例えば、遺産相続時や自己破産申請時など、どうしても自動車の価値を示す正式な書類が必要になるケースがあります。
事情を話して買取業者に査定してもらえば?と思うかもしれませんが買取業者では対応していません。あらかじめ予約が必要で費用も1万円ほどかかってしまいますが、一般財団法人日本自動車査定協会に査定を依頼しましょう。
買取業者に査定金額を出してもらう場合は業者により金額はバラバラですが一般財団法人日本自動車査定協会は定められた基準に沿って査定を行うので、査定金額に上下が無いため、正確な値段を知る事ができます。
あくまでも、この査定金額は、あくまでも、「資産価値」としての法的な金額であり、実際のところ、買取業者の査定金額よりも低く査定される傾向にあります。つまり、売買されている金額とはかなりの差があると言えます。