自分の愛車を乗り換える時には、下取りではなく買取を選ぶという人も増えています。
買取が選ばれている理由としては、下取りよりも高値で売却できる可能性が高いからです。
しかし、そうして買取の裾野が広がっていく一方で、悪質な業者が出ることがあり、トラブルを起こすこともあります。
そこで車査定・買取における代表的なトラブルを紹介します。
契約をしたのに買取額が変わるって本当?
最も代表的な例としては、車の査定が終わり、買取額にも納得したので売買契約を締結したのにもかかわらず、後から買取額が減ってしまったというケースです。
具体的に書いてしまうと、契約を交わしたあとで、どこそこに瑕疵が見つかったので買取額を減らしますという連絡がくるという話になります。
そもそも中古車の買取において、契約の締結後に買取額が変わってしまうというのは、契約書に盛り込まれているのです。
何故、そんな一文が盛り込まれているのかというと、買取時に行われる査定ではそこまで詳しく見ることができないからです。
査定をする人も専門の資格を持った人なのですが、だいたい1度にかける時間は長くても20分程度しかありません。
その短い時間で車のすべてをきっちりとチェックするのは不可能です。
そこで査定をする時には売主から話を聞いてチェックをしていくのですが、ここで嘘をついてしまう人も少なくありません。
少しでも高く買取をして欲しいという気持ちはわかるのですが、買取をする業者としては致命的なものだったりもするのです。
- そこで査定時に申告されなかった不具合などが見つかると、買取額を変更できるという文章を盛り込んでいると考えてください。
- ですので、査定時に嘘の申告さえしていなければ、いくら契約書に書かれているからと言って、買取額が勝手に変更されるわけではありません。
どうすればこのトラブルに遭わないようにできる?
基本的にこの契約が効力を発揮するのは、売主側が嘘をついていたなどのように故意に隠していた時のみです。
悪質な業者はこの文章を逆手にとって、契約後に買取額の減額を言ってくることがありますが、売主に落ち度がなければ消費者センターなどに話を通しておくと良いでしょう。