車を売却する時には、買取店で査定をしてしまう必要があります。査定とは、売却する車の状態を買取店のスタッフが確認をするというものです。
当然の話ですが、車というのは同じ車種、グレードであっても1台1台その状態が異なるものなので、大雑把な相場があり、その相場に車の状態を加味して最終的な買取額が決定します。
ですので、買取をしてもらう場合、査定なくして車を売却できることはないでしょう。
車の査定をしてもらったけど、いつまで有効なの?
車の査定をしてもらった後は、買取額はこのくらいになりますと価格交渉に入ります。この価格交渉で多少のアップはすることができるので、複数の買取店から見積をもらうことが大切なのです。
ただ、査定をした後でいきなり売買契約を結んでしまうのは、ちょっと怖いといった場合や価格交渉が上手くいかなった時には、一旦持ち越ししておきたいということもあります。
そうした場合、この査定で出た買取額がいつまで有効なのか気になる人も多いはずです。他の買取店からも査定を受ける約束をしているのなら、猶更その場で契約することはできないでしょう。
先に結論を書きますと、査定後の買取額が有効なのはおよそ1週間程度だと考えてください。
およそという曖昧な書き方になっているのは、各買取店によって細かい日数は違っているからです。
あくまでも目安として考えておいて欲しいのですが、具体的な有効期限が知りたいのなら、査定時に聞いておいた方が良いでしょう。
どうして1週間が目安なのかと言いますと、車の買取相場というのは1週間に1回あるからです。
そもそも車の買取相場とは、買取業者のみが参加できる中古車オークションの落札額によって決まってきます。オークションの開催は1週間に1度となっていますので、1週間は相場の額が変動しません。
よって、査定後の買取額は1週間有効とされているところが多いのです。
ちなみに、次のオークションで相場が大きく動いてしまったなどの場合ですと、再度査定を受けなくてはいけませんので、上がれば良いですが下がってしまうと買取額も減額になってしまいます。
1週間以内なら査定額の変動は絶対にないの?
査定をしてもらった時の買取額ですが、絶対に変動しないということはありません。
その代表的な理由が、査定をした段階とは大きく車の状態が異なってしまうケースです。
例えばですが、査定をしてもらった翌日に事故を起こしてしまったなどの場合は、買取額がそのままだという訳にはいかないでしょう。
他にも、何らかのトラブルが起きてしまったりすると、その分買取額がマイナスになってしまうと考えておいてください。
だからと言って、その場ですぐ契約するのではなく、一括査定サイトなどを利用して必ず複数業者から査定額を出してもらった上で決めるようにしましょう。