長年手をかけて改造した車だけど、査定に出したら高く評価されるだろうか。
それとも、改造車だから買取できないといわれてしまうだろうか。
こんな風に不安を抱いている方もいらっしゃると思いますが、ここではそんな不安を解決するための情報を提供しています。
改造車は評価されないのが一般的
まず中古車買取査定の基本的な前提として、次のことを知っておかなければなりません。
それは、改造した車は一般的に、査定では高く評価されないということです。
もちろん全部が全部そうというわけではありませんが、おおむね改造車というのは避けられる傾向にあります。
- なぜそうなるかといえば、改造車というのはオーナーの好みに仕上げられていて、消費者の標準的な好みから遠く離れていることが多いからです。
- 分かれ目が難しいところですが、要は、それを再販して新たな買い手がすぐに付くかどうかという点です。
でも一方で買取業者は、買取った車を標準的な好みに合わせて売りたいと思っているのです。
そうしたほうが早く買い手が付くからです。
このことは一消費者として考えてみれば容易に想像がつくのではないでしょうか。
中古車販売店に行ったとき、好みの分かれるカスタム車が置いてあっても、それを即断で買うということはしないはずです。
よって、買取査定でもカスタム車は高値が付きにくいというのが一般的です。
完成度の高い改造車は評価される
ところが一方、個人的な好みを超えて完成度の高い改造車については、逆に高く評価されることもあります。
それはしっかりと一つのテーマで改造が施された車両のことで、外装パーツからマフラーに至るまでどれも高級ブランドで統一されていて、なおかつ全てが高品質で状態もよく、デザインとしても普遍性があれば、そういう改造車については高く評価されます。
好みがどちらかに偏った改造車は、買い手を付けるのに苦労しますが、改造車であっても完成度の高い車なら、すぐに買い手を見つけることができます。