譲渡証明書は、車を売却するときの名義変更手続きで欠かせない書類の一つです。
書類は車を売るときに管轄の運輸支局に提出しますが、書き方が間違っていると申請できないこともあるので、注意しておいてください。
今回は、その譲渡証明書の書き方と注意点についてご紹介します。
譲渡証明書の書き方
譲渡証明書の書き方が分からない人は、インターネット上で公開されている記入例を参考にしてください。
どんな項目があって、どのように記入していけばいいのか、記入例を見ればすぐに分かります。
譲渡証明書の記入項目には、車名、型式、車体番号、譲渡年月日、譲渡人及び譲受人の氏名又は名称及び住所、譲渡人印(実印)があります。
このうち、車名、型式、車体番号については、自動車検査証を確認して、そこに記載してある通りに記入します。
譲渡人及び譲受人の氏名又は名称及び住所の箇所では、それぞれの氏名・住所に加えて、旧所有者の実印が必要です。
また、譲渡証明書は書式をダウンロードして使うことができます。
知っておくべき手続きの注意点
譲渡証明書は記入例の通りに記入していけば問題ありませんが、住所記載に関しては一つ注意しておかなければなりません。
それは、車検証に記載された住所と、印鑑証明書の住所が異なる場合です。この状態で譲渡証明書を提出しても、名義変更手続きを行うことはできないので注意してください。
こうした場合の対処法は、譲渡証明書に記載する住所について、車検証に記載された古い住所ではなく、印鑑証明書に記載された現住所を記入することです。
さらにそれに加えて、車の旧所有者の住民票も用意しておかなければなりません。
こうすることで名義変更手続きができるようになるので、この対処法を覚えておきましょう。
なお買取業者に売る場合は、書類一式を業者が用意してくれるものですが、念のため、自分でも用意する方法を確認しておいてください。
また、譲渡証明書で使用する印鑑は実印でなければならないので、その点も注意しておいてください。