中古車査定を行うときに欠かすことができない書類の一つに、自動車検査証があります。
これはいわゆる「車検証」のことですが、これが用意できないと車を売ることができません。
車検証の提出に関してはいくつか注意点がありますので、ここではそのうちの二つの点を取り上げてみたいと思います。
車検証のコピーについて
一つ目の注意事項は、車検証のコピーの問題があります。
- これには二つのポイントがあって、一つは買取店で車検証のコピーがとられること、もう一つは車検証の提出はコピーは不可であるという点です。
- 再発行手続きは管轄の陸運支局で行うことができますが、書類がないと買取ができなくなる可能性があります。
まず、買取店で車検証のコピーがとられることについてですが、依頼者によってはこのことを不安に思う方もいるかもしれませんが、心配する必要はありません。
というのは、買取店は車に関してできるだけ多くの情報が欲しいと思っていますが、そのために車検証に記載されている情報を電話やメールで確認するのは手間がかかるのです。
そのために、書類ごとコピーしてまとめて情報を得るという方法を採用しているのです。
したがって、車検証のコピーをとられることに関しては、一般的な対応だと思ってください。
さて、車検証の提出についてコピーは不可であることについてですが、これは売り手の問題ですが、簡単にいえば、車検証の原本を提出しなければならないということです。
原本でなければ本当にその車の車検証だと認定することができませんし、コピーでは記載事項が読めないこともあるからです。
紛失した場合はどうするのが良い?
もし、車検証を紛失していることが分かったら、すぐに再発行してもらってください。
車検証の再発行手続きは、初めに住民票の取得からはじめなければなりません。
これは本人の身分証明書となるものですが、管轄の市区町村役場で手続きを行って住民票を取得してください。
一方、車検証の再発行手続きは、住民票と申請書(OCRシート3号書式)を陸運支局の窓口に提出して申請を行います。