最近では車を購入する段階でリサイクル料金というものを支払います。
このリサイクル料金とは何かというと、2002年に成立した使用済自動車の再資源化などに関する法律によるものだと考えてください。
通称自動車リサイクル法とも呼ばれており、自動車の所有者が廃車をする時の料金の一部を負担するというものです。
このリサイクル料金ですが、税金のように何年かごとに支払ったりするものではなく、ひとりの所有者が1台の車につき1回のみ支払います。
このリサイクル料金ですが、車を売却する時には返ってくるのかどうかを考えてみましょう。
リサイクル料金は返金してもらえるの?
リサイクル料金ですが、先に結論を書くと返金されます。
車の場合、税金であったり保険であったりと付随して支払うことになるお金は沢山あるのですが、その中でも返金されるのはリサイクル料金のみです。
これは車の売却に限った話であり、廃車にするというのであれば税金や保険などに関しては、一部返金されるものもあります。
リサイクル料金の扱いですが、これは基本的に各買取業者によって違ってきます。
多くの場合は買取額の中に含まれると言って良いでしょう。
ただ、中には別途リサイクル料金を支払ってくれるというところもありますので、どちらのタイプになるのか気になる人は事前に確認してください。
後になってリサイクル料金の返金を求めても応じて貰えないことがほとんどですので、最初に確認しておくことは大事です。
別途返金してもらえるタイプなら、いつ返金してくれるのか、現金なのか、振込なのか、買取額と一緒に支払われるのかなども聞いておくと良いでしょう。
リサイクル料金って何に使われるの?
リサイクル料金ですが、少し触れたように廃車を行う時に使われます。
これは料金の支払時に分かることなのですが、車の装備によって価格が変動します。
エアコンやエアバッグの数などで変わってくるのですが、これらの部品を処理するのには特別にお金がかかってしますのです。
ですので、これらの資源を再利用するためにも、しっかりと所有者がお金を支払うことを前提にされたのが、リサイクル料金になります。
実は自動車リサイクル法が施行されるまでは、本来なら廃車にすべき自動車が不法投棄されることが多くありました。
これは上で書いたようにリサイクルに特別な料金がかかる部品があったからです。
しかし、自動車リサイクル法が施行されることによって、自動車の不法投棄がおよそ9割も減少したとされており、非常に重要な措置だったと言えるでしょう。